モルックって一体どんなスポーツ?知られざるモルックの魅力!

モルック

「あなたはモルックというスポーツを知っていますか?」

最近では、メディアで取り上げられることも多くなり、モルックをテレビで見たことがあるという人も増えてきました。

モルックを一躍有名にしたのが、お笑いコンビ「さらば青春の光」の森田さんです。
”キングオブモルック”というチームを率いて世界大会に出たことで話題になりました。

2020年1月に”ダウンタウンのガキの使いやあらへんで”というテレビ番組でも取り上げられました。
僕が初めてモルックを知ったのは、この番組がきっかけでした。

いま、急激にモルックを楽しむ人が増えています…!

すっかりモルックの魅力に取りつかれてしまった僕が、モルックという競技の魅力をお伝えしていきたいと思います。

実際にやるとめちゃくちゃ楽しいですよ\(^o^)/


モルックとは?

では、早速モルックについてご紹介していきます。

「モルックって一体どういうスポーツなの?」
とよく聞かれるのですが、簡単に言うと「木の棒で、木の棒を倒すゲーム」です。

「・・・。」

「ふぁっ!!??」

さすがに簡単に言いすぎましたね…(;^ω^)

では、モルックの解説をもう少ししていきます。

モルックってどんなスポーツなの?

モルックは、1996年にフィンランドのカレリア地方で生まれたスポーツです

現地では、ビールを飲みながら気軽に楽しまれている人気のスポーツとのこと。

モルック棒という白樺で作られた木の棒を投げて遊びます。

老若男女問わず、誰でも楽しめることでいま話題のスポーツです。
とある大学ではモルックサークルが誕生しているとかなんとか…!

モルックに必要な道具

モルック

一番の主役がこのモルックです。
モルック棒を投げて、その点数を競うスポーツです。
意外とずっしり重たいんです、これが。
投げるフォームの明確な決まりはありませんが、下投げでなければなりません。
これが意外とむずかしい!?

スキットル

これがスキットルと呼ばれるものです。
ボーリングで例えると”ピン”と同じ役割を担っています。
スキットルにうまく当たると、木のいい音が鳴って最高に気持ち良いです!

モルッカ―リ

これはモルッカ―リと言います。
先頭のスキットルから3~4mの距離をあけて設置します。
このモルッカ―リの内側からモルック棒を投げます。
なんかめっちゃお洒落な響きで個人的にはひたすら言い続けていたいです。

おさらいをすると、モルックとは

モルッカーリから、モルックを、スキットルに向かって投げるスポーツ

ということになりますwww
これだけ聞くと意味わかんなすぎて笑えますね( *´艸`)

これをいうと、ほぼほぼ場の空気が凍るので気を付けてください。
(さらば青春の光 森田さんの丸パクリですがw)


モルックの基本的なルール

次にモルックの基本的なルールについて、説明します。
このルールさえ押さえれば、すぐにモルックが楽しめますよ。

ゲームのはじめかた

まずはモルックのゲームのはじめかたをお伝えします。

①モルックを投げる地点にモルッカ―リを置く
②3~4m離れたところに上の写真の順番でスキットルを並べる
③最初のプレイヤーがモルック棒を投げてスタートです

基本的には2チーム以上で対戦するので、順番にモルック棒を投げていきます。

2つの得点パターン

モルックには2つの得点パターンがあります。(←これ大事)

1本だけ倒す

1本だけ倒した場合、そのスキットルに書いてある数字がそのまま点数になります
つまり、10と書いてあるスキットルを1本だけ倒すと、得点は10点です。

2本以上倒す

2本以上倒すと、その倒れた本数が点数になります
例えば、5本まとめて倒した場合は5点獲得ということです。

モルックで1度に取れる最高得点は12点です。
(”12″のスキットルを1本倒すorスキットルを12本すべて倒す)

※倒れたスキットルに書いてある数字を足して合計することはないので注意してください。

先にピッタリ50点とった人が勝ち!

実際のゲームの様子

モルックは先にピッタリ50点を取った方が勝ちです。
ただし、50点を超えてしまうと”ドボン”になってしまいます。
ドボンになると、次は”25点”からのスタートとなります(くぅぅぅ…!)

例えば)自分のチームが”47点”獲得しているとします
残りは”3点”です。

この場合、勝利するためには
“3”という数字が書いてあるスキットルを1本だけ倒す
スキットルを”3本”まとめて倒す
という2パターンがあります。

どちらを狙うかはその時の状況によって変わってきます。
ちなみに、この時に4点以上の点数をとってしまうとドボンで、25点になってしまいますよ(;’∀’)

・いかにドボンにならないようにするか
・どうやって相手をドボンを誘発するか
という点も大きなポイントのひとつです。

倒れたスキットルはその場で立て直す

モルックを投げて、ばらばらになったスキットルは倒れた位置で立て直してあげます。
スキットルの根元から置きあがらせて、投げる人の方向に数字を向けてあげましょう!

みんなで協力して、スキットルを起こす作業もモルックの魅力のひとつだと思います!
敵味方も関係なく、みんなでスキットルを起こしている時間が好きです笑
モルックの仲良くなるポイントのひとつ!共同作業ってやつですね。ええ。

3回連続で1本も倒せないと失格!

真剣な表情のくせに1本も当たらない筆者のご尊顔

最後に、モルックの恐ろしいルールがもうひとつ。
3回連続でスキットルを倒せないと、その時点で失格となり負けが決まってしまいます

「えっ?そんなことあるの?」
とお思いの方もいると思いますが、初心者の方は失格になってしまうことも多いです

僕もいまだに失格になってしまうことがあります( ノД`)シクシク…

ゲームの序盤はスキットルが密集しているので当てやすいですが、ゲームが進むにつれてスキットルが散らばっていきます。

スキットルに当てることだけでも難易度がどんどん上がってきてしまうんですね~。
難しいぃぃ~~!(´;ω;`)ウゥゥ

ちなみに、3回連続でミスをすると、とんでもない空気になります。
3回連続ミスをしてしまった人がいたら、優しい言葉をかけてあげましょう。

色々とルールを説明してきましたが、やってみるとすぐに覚えられるものばかりなので全然心配しないでください!

モルックをする前に1分くらい説明を受けるだけで、すぐに出来ちゃいますよ\(^o^)/


モルックの魅力

これから、モルックの魅力について3つほどお伝えしていきます。

誰でも簡単にできる

小さな子供でも楽しく遊べます

モルックは老若男女、誰でも簡単にできるというのがとても大きな魅力です
サッカーや野球などのスポーツと違って、力がない子供でも練習すれば大人に勝つことができるスポーツです。(実際に、日本代表として活躍している小学生もいます!)

また、ご年配の方や車いすに乗っているかたでもモルック棒を投げることができれば、誰でも競技に参加することができます。モルックは激しい接触もありませんし、ゼーハーと息が上がるような場面もほとんどありません。

誰でも簡単に、すぐにできるようになる競技。
それがモルックです。

あー、なんていいスポーツなんだ。

戦略をたてるのが楽しい

作戦会議をはじめる人たち

モルックは誰でも簡単にできるスポーツですが、それと同時に頭を使うスポーツでもあります。

50点ピッタリにしないと勝つことができないので、それを逆算して戦略を練ります。
個人的には、同じチームの人と戦略をたてている時間がたまらなく楽しいスポーツです。

「相手はあと〇点だから、あそこのスキットルを遠くに飛ばそう!」
「向こうのチームのドボンを誘うために、スキットルを寄せよう…!」
など、色々な作戦を考えることができます。

モルックがうまくなるにつれて、作戦の幅が広がってくるのがまた面白いところです。

あー、なんて面白いスポーツなんだ。

色んな人とすぐに仲良くなれる

試合に勝って、ハイタッチする人たち

モルックは人とのコミュニケーションを円滑にしてくれます。
初めて話す人でも、モルックを一緒にやっただけで謎の一体感が生まれます。
ハイタッチなんてしてしまった日にはもうマブダチです笑

スポーツを一緒にやると仲良くなるっていうのはよくある話ですが、とてもシンプルなルールなので誰でもすぐ始められるのが他のスポーツとの大きな違いかもしれません。

ルール説明の時間は大体1、2分でおわってすぐにゲームを始められます。
着替える必要もないし、運動靴じゃなくてもいいし、準備体操もいりません。(モルックで肉離れすることは多分ありません…笑)

こんなご時世ですが、モルックを通して色んな人と積極的に交流していきましょう!!

あー、なんて楽しいスポーツなんだ。


まとめ

真面目に練習するこまちくん

いかがだったでしょうか?

モルックの魅力が少しでもわかっていただけましたか?

ちょっとでもモルックをやってみたいと思った方は日本モルック協会のHPをご覧ください。

全国各地にあるモルックチームの情報などが掲載されています。
お近くのチームに連絡をとって、練習会に参加してみましょう!

皆さん、とても優しく基本から教えてくれます!


もしお住いの近くにモルックの練習会をやってるチームがなければ、自分でモルックを購入するのも良いと思います!僕はもう2セット買っちゃいましたw

購入したモルックセットと別売のモルッカ―リ。あぁ、愛おしい。


モルック棒とスキットルのセットで約6,000円で購入できます。
購入するなら、日本モルック協会も使っているTACTIC社製の正規品にしましょう。

ひとつ注意点があり、6,000円のセットの中には”モルッカ―リ”は入っていません。
モルッカ―リは別売りで約1,700円ほどです。(なくてもモルックはプレイできます)


個人的にはモルッカ―リがあるとテンションが爆上がりするので、購入することをオススメします!


私事で大変恐縮ですが、
2020年3月に開催されるアジア大会に出ることが決まりました!

より一層気合をいれて練習していきたいと思います。
素人なのにいきなりアジア大会にいけるなんて、なんて夢のあるスポーツなんだ…!

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

みんなでモルックやりましょ~~~\(^o^)/

(2021年5月2日追記)
緊急事態宣言の影響で、アジア大会は2020年5月下旬に延期されました。
5月になってもできるかわかりませんが、気長に待つことにします…( ; ; )

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