「記事を執筆したいけど、集中力が続かない……」
「納期が迫っているのに全然やる気が出ない……」
そのような悩みをお持ちではありませんか?
今回の記事では、悩めるWebライターのあなたにポモドーロ・テクニックの魅力を解説します!
ポモドーロ・テクニックと言葉を初めて聞く人もいるかもしれません。
ポモドーロ・テクニックとは、ここ数年で爆発的に認知度が上がった作業効率を高めるメソッドです。
私は5年ほど働いた保険会社を辞め、現在は専業のWebライターとして活動しています。
脱サラしてWebライターとして仕事をするなかで、最初に感じたことは
「サラリーマンとまっっったく時間の使い方が違うやんけ!!!!」
ということです。
そもそも、普通に会社で働くこと、パソコンに向かってゴリゴリとライティングをすること、はまるで時間の使い方が違います。
ポモドーロ・テクニックを実践しておよそ1年。
試行錯誤しながら自分なりのポモドーロ・テクニックの実践方法を考えました。
そんな自分が思うポモドーロ・テクニックの魅力についてご紹介します!
この記事は5分ほどで読めますし、ポモドーロ・テクニックの正しい知識を得ることで、明日からの作業効率がグッと上がるので、ぜひ読んでみてください!
Contents
ポモドーロ・テクニックとは
まず、ポモドーロ・テクニックとは、
スバリ、
「長時間にわたって集中力を維持し、安定したパフォーマンスを発揮するメソッド」
です!
ポモドーロ・テクニックを知っている人でも
「25分作業したら、5分休憩をいれるやつでしょ!」
という認識の方も多いかもしれません。
もちろん間違ってはいないですが、25分作業して5分休憩するサイクルを回すだけがポモドーロ・テクニックではありません。
ポモドーロ・テクニックはきちんと理論を理解したうえで実践すれば、長時間にわたって安定したパフォーマンスを発揮することができるのです。
フランチェスコ・シリロ氏が著した「ポモドーロ・テクニック入門」という本のなかでは以下をルールとして定義しています。
【基本ルール】
・ポモドーロは「25分プラス休憩5分」からなる
・4回のポモドーロごとに15分~30分の休憩を取る
・1つのポモドーロは分割できない。”半ポモドーロ”や”4分の1ポモドーロ”などはない
・5~7ポモドーロを超えるものは作業を分割する。複雑な作業はいくつかに分ける。
ポモドーロ・テクニックの基本的な部分は、
「25分プラス休憩5分」を1ポモドーロとカウントするという点です。
そして、それを4回繰り返したら長めの休憩(15~30分)を取ります。
ポモドーロは分割できないので、中途半端に15分だけやるなどはできません。
また、7ポモドーロ(3.5時間)を超えるような作業については、その作業を細かく分解してあげましょう。
理由としては、多くすぎるポモドーロは振り返るのが難しくなるためです。
さらに、重要なポイントとして記録をつけることが重要となります。
ノートやメモ帳などに以下のことを記録しましょう。
・今日行う予定作業とその作業にかかるであろう時間
・実際に作業をおこなった記録
上記の2点を記録することで、その日1日の作業が可視化されます。
より詳しく知りたい方や興味がある人はぜひ「ポモドーロ・テクニック入門」を読んでみてください。
(基本ルールももう少しあります。)
本の後半には個人の作業効率をあげるだけではなく、チームでの活用例も紹介されています。
チームでの作業効率を上げたい人はそちらも読んでみると面白いかも……!
Webライターの悩みTOP3
次に、この世のWebライターは何に悩んでいるのかを勝手にリサーチして、ランキング形式にまとめてみました!
【Webライターの悩みTOP3】
第1位「集中力がなかなか続かない」
第2位「やる気が起こらない」
第3位「納期に間に合わない」
それぞれのお悩みに対して、どのようにポモドーロ・テクニックが役に立つのかを詳しく見てたいと思います。
第1位「集中力がなかなか続かない」
第1位は、集中力が続かないということです。
確かにこれは納得すぎます。僕もそうでしたが誰もが悩むポイントでしょう。
集中力って結構きまぐれな奴で、むらがありますよね(まじで厄介なやつだ…)。
「やべぇ、いまめちゃくちゃノッてるから徹夜して作業やっちゃお!」
フリーランス界隈では聞くことの多い発言です。
言葉を選ばずに言わせてもらうと、これはおバカさんのやることです。
たしかに集中力が爆発的に高まり、いつも以上の能力を発揮できるゴールデンタイムというのは存在します。
でも、それって長続きしますか??
「はぁー、今の3時間めっちゃ集中できたわ~」
冴えない浪人生だった”こまち少年”はよくこんなことを言っていました。
たしかに、集中できていたのかもしれません。
でも、次の3時間でまた同じことができますか…?
答えはNOです。
つまり、長い時間にわたって集中できたとしても単にエネルギーの前借りをしているに過ぎないのです。
厄介なことに、このゴールデンタイムは気まぐれ屋さんです。
いつ来るのかは誰にもわかりません。もちろん、自分にもわかりません。
(芸術家や漫画家さんなどのアーティスト系の職業はこの力を存分に使うべきですが…)
1日に5、6時間集中して作業に取り組むためには、安定したパフォーマンスをキープすることが重要となります。
そのために重要なのが5分のインターバルなのです。
25分やって5分休憩をするというリズムは、過度に集中するのを防止します。
小休憩を挟むことで、エネルギーを分散して発揮できるのです。
“休憩を制する者は、集中力を制する”ということですね。
第2位「やる気が起こらない」
第2位は、やる気が起こらないということです。
納期ギリギリまでやる気が起こらない人っていませんか?(僕自身もそうでした。)
なんでこういうことが起こるのか…。
実はコレには原因があるんです。
”納期が迫ってきているのにやる気が起こらない”という状況で、脳内に何が起こっているのかというと、これから迫ってくるであろう見えざる強大な敵におびえているのです。
夏休みの宿題で考えてみましょう。
夏休みの宿題ってとんでもない量があるじゃないですか?
夏休み前にボンっと渡されたら、すぐに逃げたくなるのが自然な感情です。
でも、一つひとつ丁寧に片づけていくと意外と時間はかかりません。
それと同じで、〆切という強大な敵に立ち向かうためには、ライティングという作業を分解してあげればいいんです。
ライティングの作業は、以下のように分解できます。
・リサーチ
・構成
・執筆
・画像選定&装飾
・修正
ポモドーロ・テクニックは分解する能力に長けています。
どんなに大きなタスクでも細かく30分単位に分けてあげることで、一つひとつの作業に集中して取り組むことができるようになります。
見えざる強大な敵に無駄に不安を感じることが少なくなるのです。
第3位「納期に間に合わない」
第3位は、納期に間に合わないということです。
その原因のひとつは、自分の作業量をきちんと把握できていないことです。
・30分でどれくらいの文字数を打つことができるか正確に知っていますか?
・5000文字の記事の構成にどれくらいの時間をかけているか知っていますか?
これがすぐに答えられないのであれば、まだまだ自分の現状を把握できてるとは言えません。
クライアントから記事作成を依頼されたら、やることは以下の4つです。
①やることを細かく分解していく
②それぞれの所要時間を見積もる
③逆算して記事作成に取り掛かり始める日を決定する
④計画通りにスタートさせる
これで完了です!
〆切ギリギリまで放置しておいて、ギリギリになってから心臓バクバクで作業をはじめるなんていう精神衛生上よくない行為を繰り返していませんか?
もちろん、はじめからうまくはいきません。
まずは、記録をつけて自分の現状の力を確認することから始めましょう。
Webライターがポモドーロ・テクニックを使うべき理由
続いては、Webライターがポモドーロ・テクニックを使うべき理由を3つご紹介します。
・作業効率が爆上がりする
・豆腐メンタルにも優しい
・自分の現状を確認できる
それぞれの項目について、順番に解説します。
作業効率が爆上がりする
1つ目は、日々の作業効率は爆上がりすること。
30分単位という短いスパンのなかでやることが明確になっているので、迷いがなくなるんです。
その25分間は決めたことだけに集中する。
このシンプルな思考の繰り返しが大きな成果を生みます。
作業を進めていると、色々な考え(雑念)が頭に浮かんでくることがあります。
・あれっ?あの支払いはどうしたんだっけ…?
・○○さんに連絡しなきゃいけないんだったのに忘れてた!
・今日の夕飯の買い物は何買おうかなぁ…
などなど。
このようなものを”内的中断”と言います。
この”内的中断”は集中力を妨げる大きな要因のひとつです。
”内的中断”をなくすことは不可能なので、頭に浮かんできたことをひとまず置いておく練習をしましょう。
すぐにやらなければダメなことは意外と多くありません。
一度、別のところに置いておいて、他の時間でまとめて対処するようにしましょう。
豆腐メンタルにも優しい
2つ目は、豆腐メンタルにも優しいという点です。
「今日はまったく集中できなかったなぁ…」
その日の作業が終わって、あまりの進捗の悪さに泣きたくなる日ってありませんか?
(僕自身はこのようなことが結構ありました……。)
ポモドーロ・テクニックを実践すると、漠然とした自己嫌悪に襲われることがなくなります。
なぜかというと、自分が今日積み上げた作業が可視化されているからです。
ポモドーロを記録することで、その日の作業量を可視化できます。
少なくとも、頭だけでウダウダ悩んで何もやっていないという最悪の事態は避けられます。
ポモドーロは、自分の作業量が積み上げられるので自己肯定感を高めることができますよ。
以上の理由からも、僕みたいな豆腐メンタルの人にこそ、激しくオススメします。
自分の現状を確認できる
3つ目は自分の現状を把握できるという点です。
ひとつのポモドーロで500字しか書けなかったものが、2週間後には700字書けるようになっているかもしれません。
記録をつけていれば一目瞭然です。
つまり、自分の成長を誰よりも早く定量的に分析できます。
モチベーションを上げることもできるのでオススメです。
逆にひとつのポモドーロで400字しか書けないときもあるでしょう。
そうしたら振り返る際に、作業スピードが上がらない原因をきちんと考えるのです。
例えば、
・構成がうまくできていなかったのに、執筆作業に取り掛かっちゃった
・リサーチ不足でなかなか執筆が進められなかった
・ほかのことに気が取られていて集中できなかった
などなど。
がむしゃらにやるのはいいけど、たまには振り返らないとね…!
まとめ
この記事では、Webライターがポモドーロ・テクニックを使うべき理由について解説しました。
Webライターのあなたが、ポモドーロ・テクニックをきちんと正確に習得することは、とても強力な武器になると僕は考えています。
ポモドーロ・テクニックを使うべき理由は以下の通りです。
・小休憩を挟むことで作業効率が上がる
・作業を細かく分解することで、目の前の作業に集中できる
・作業の積み上げを可視化できる
・自分の課題を見つけやすくなる
僕はポモドーロ・テクニックを使うようになってから、作業効率が飛躍的に伸びました。
ポモドーロ・テクニックを活用する前は、1時間に1,000字を書くのが限界でしたが、今では3,000字くらい書けるようになりました。
皆さんもぜひ、ポモドーロ・テクニックを活用してみてください!
もし、ポモドーロ・テクニックについてもう少しちゃんと勉強してみたいという気持ちが少しでも出たら1冊でいいので本を購入することをオススメします。
僕がおすすめしている本は、フランチェスコ・シリロ氏が著した「ポモドーロ・テクニック入門」という本です。
値段も2,000円かからないですし、1時間もあれば読めてしまうので、良かったら読んでみてください!
今後、ライティングをする時間に何時間使うのかはわかりません。
1日5時間作業をするとしたら、1か月で150時間、1年で1800時間、5年で9000時間…
「いつ、ポモドーロの勉強するの??」
「今でしょ!!!!!」
(すでに死語と化したギャグを取り入れてみました…あはは…)
中途半端なポモドーロ・テクニックの知識を実践しておくのはもったいないです。
しっかりと腰を据えて、ポモドーロ・テクニックを勉強しましょう。
こまち流のポモドーロ・テクニックの実践方法についてはまた別の記事で詳しく解説する予定です。
気になる方はぜひチェックしてみてください。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!!
ご質問等あれば、いつでもお問い合わせください(^^)/
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